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売主の皆さん、囲い込みに注意!

by ふじふじ太

「囲い込み」

これはまさに、欲望うずまく不動産業界の悪しき慣習とも言える。

先週、あからさまに囲い込みをされたので、そのエピソードを紹介します。

それは豊洲の空室物件を案内した時だった。

元付業者(売主側の不動産会社)は、誰もが知る大手不動産業者である。

ご案内時から担当の態度があからさまに悪いことは気になっていたが、まぁここまではよくある話しである。

他業者を敵だと思っているタイプの担当は多く、この人もその類の担当なのだろう。

自分のお客で決めたい願望が強いのか、他業者のお客には一切営業をしないし、言葉遣いも態度もひどい。

こんなろくでもない担当の売主さんはかわいそうだなーと思った。。

それでも、お客様が物件を気に入り、減額交渉はあるが申込をすることになった。

申込書を記載してもらい、担当者の会社へFAXをした。

その後、担当者の携帯へ申込の連絡をするために、電話した。

ひたすら出ない。

折り返しの伝言を残しても折り返しがない。

次の日の夕方頃になってやっと電話が繋がり、担当と話しができた。

すると彼はこう言った。

担当A: この物件はもう申込が入っています。

僕: え!!昨日当社からも申込をしていたんですが!

担当A: 御社のお客様よりも高値での申込が入りました。

担当は態度も悪く、レスポンスも悪く、敵対心がびんびん伝わってくる感じである。

僕: では、その高値の金額以上まで買い上げできれば可能性はありますか?

担当A: わからないですねーー、1番手を優先するのでーー

全然やる気ない!ってかこちらのお客様で決める気がない!!

言葉の端々で嫌味のようなことを言ってくる。脈絡が意味不明。

このお客様は本当に買えるんですか?この申込書は本物ですか?などなど。。

そもそも一番手はこっちでしょ!

非常に不快に思ったのと同時に、なんか怪しいと思った。

一番手申込が入っていることも怪しいし、そもそも申込が入っていることを売主さんに伝えているのだろうかと。

担当曰く、もちろん売主に伝えた上で判断してもらっているとのこと。

普通はここで泣き寝入りをするパターンが多いのだが、奇跡的にその物件の売主と僕が知り合いということがわかった。

業界の暗黙の了解で、他業者が募集している売主にアプローチをするのは御法度なのだが、あまりにも担当の態度が悪く、売主へ電話してみた。

僕: 先日、~さんの物件をご案内させて頂きました。ありがとうございました。すでにご存知だと思いますが、今申込を入れている件で確認をしたいことがありまして。。

売主A:え!!申込いれているんですか!?

僕: え!!担当さんから聞いていないんですか!?

売主A: はい、ただ、先週5,ー00万円で前向きに検討しているお客様いるとだけは聞いていましたが。。

その売主さんが言った金額は、なんと僕のお客様が申し込んだ金額よりも低かったのです。

この後の展開はご想像の通りです。

売主は大激怒。媒介打ち切り。当社と直接取引きをする流れとなりました。

その担当は自分でお客を持っていたのでしょう。

両手契約を狙って、より好条件の他社からの申込を売主へ内緒にしていました。

今回はたまたま売主と知り合いだったので発覚しましたが、こんなことが日常で行われていると思うと、心からぞっとしてきます。

大手会社が会社の方針として組織的に囲い込みを推奨することはなく、あくまで担当ベースで自分の給料欲しさにやってしまっているケースの方が多いように感じます。

物件の売却もそうですが、購入でも賃貸でも、不動産取引は会社ではなく、人で選ぶようにして下さい。

信頼できる担当を見つけることが、より良い取引への第一歩となります。

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